移ろう夢からさめ 寝汗とともにおきあがる いつもの寒さに 身震いひとつ 始発電車のうなり声が どこか遠くに響く朝 隠れていた悪夢が しのびより肩をたたく 同じ顔をした人々を 運びつづける満員電車 あきらめに塗り替えた 不満と子供の瞳 擦り切れていく心 昨日から明日へと 肥大する都市の自我と 縮小していく人の価値 目には見えないけど あったはずのLine 知らないふりをしてるけど Deadline もう越えている とまった時の腐臭が 深い底でよどみ 光はさえぎられる いまさら泣いて 叫んでみても 都市のはらわたの 脈動にとりこまれる だれもが目をそむけ 不安をしまいこみ 他人ごとのように 明るく笑う 「なんとかなるさ」 「きっとうまくやるさ」 Deadline もうすぎさった 誰も見ていない 誰も気づかない 踏み越えてしまった Deadline 知ったときは遅すぎる あなたのDeadline わたしのDeadline みんなのDeadline もうすでに 通り越えてしまった
by snake10244
| 2005-04-15 23:26
| crystal city
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