腐臭を放つ太陽は 硝煙に存在をかすませる 恐怖に取り付かれた人々は 古き巨石にひれ伏し 天上の星たちは 深き淵のものの手で 引き裂かれる 断頭台からしたたる鮮血の海で ありふれた狂気が理由なき行進を始める 踏みにじられた黎明 永劫の死の夢から よみがえりし者たちは ふたたびめぐり来たる夜の覇者 時流と次元のはざまで 絶え間ない破壊は やがて新しき神話を生み出す 頭脳を食い散らされた 白髪の賢者たちのために 暗黒の序曲が奏でられ 呪縛の空に解き放たれた 銀色の船は絶望の旅に出る
by snake10244
| 2006-08-04 00:20
| 久遠の夜果てる時
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