それでも思いは 君には届かない 心を今に残し この身はすでに過去の残影 みのりの季節はこぼれ落ち 優しい笑顔は この胸に風穴を穿つのみ 恋する時間の終焉は ただ見守るだけの 小さな居場所 思い 乱れて 思い 残して 思い 流れて 切り取られた時間に 愛の残り香が漂い消える もうこの手には 出来ることはなにもなく 求めて得られるものもない それが それだけが ひとり たどり着いた岸辺に 待っていた場所 #
by snake10244
| 2007-01-28 13:34
歴史は過去を語り 伝説は過去・現在・未来 そのすべてを物語る 圧縮された記号の海に意識が浮かび 永遠の黄昏の断崖に意識は沈む 悩み、傷つき 愛し、孤独を知る その中から夢が産声をあげる だから 人は人として生きられる ならば そんな人が求める光とは そんな人が忌み嫌う闇とは 正しいのか 間違っているのか わからない何ひとつ ただひとつだけ気付いたことは 再び時を超え 遥かなる過去に旅立った時から 私も伝説となったということ いつしか人々は 私を指さして言うだろう 堕天使ルシファーと #
by snake10244
| 2007-01-21 19:55
| 久遠の夜果てる時
Noa's Wooden Ship 2 に 乗せたのは誰か Noa's Wooden Ship 2 の 進路を変えたのは誰か 滅びゆく悲鳴を この耳に残させたのは誰か 戦うべき相手とは誰なのか 古きものどもにして 悪魔と呼ばれるものたち この世に血と膿を撒き散らしたものども 我が前にいでよ 永遠なる天使よ 我とともに 全次元を貫く光となれ 愚かなり 深い影をまとう男が浮かびあがる 我ら悪魔のみにあらず 人、その記憶に 汝らを悪魔としてとどめん 我が望みは 汝らの滅びなり 人、我らを悪魔と呼べり されど人 我らを神とも呼べり 狂戦士よ もし 我ら以外に神がいるなら なぜ現れいでぬ なぜ滅びるままにした 囁きは低く 時空間はゆらぐ 狂戦士 人を導く者よ 神と悪魔は同じものの2つの面を現すもの 災いも奇跡も 受け取る者の心のありようなり ゆえに我ら神となり ゆえに我ら悪魔ともなれり 知識が残酷な友人となるとき 知ることは純粋な恐怖となる どこにもありもしない光を求め どこにもありもしない闇に怯え ただ我らを敵とした特殊な人類 狂戦士よ 時を超える者よ 古き者どもとの間に生まれた者たちよ 自らを見よ 自らなすべき事を知るがよい 我ら人々のもとに望みを与え 人々のもとに絶望をももたらす それすべて愚かなる過ちを正すため 身勝手なものたちが それを神々の救いと呼び 悪魔の所業とはきすてる もう一度言う 自らを見よ 成すべきことを知れ 時は巡り 時はせまる 次なる目覚めはなんのために… #
by snake10244
| 2007-01-21 19:40
| 久遠の夜果てる時
新しくうまれ ゆらめきながら滅びるもの 古えよりいき 絶え間なく成長するもの 暗渠に棲み 息づく混沌は 運命という大渦の螺旋に流れこむ 増殖と亀裂 立ちどまるもの 突きすすむもの 生きること 死ぬこと そしてその狭間 私は私 ここにいる 私は私 どこにでもいる 限りなき深淵で 永遠の別れをつげたあと 世界は細分化されてゆく 螺旋がめぐる 愛も夢も希望も 憎しみも悲しみも絶望も すべてを乗せて 時はきたりて また行きすぎる いくつもの螺旋 いくつもの混沌 熱さも冷たさも死にたえ 時間も空間も意味をなくした場所に 始まりはなく まして終わりなどなく 細かい区別も いわれなき差別も その必要を見失い すべての事象が ただ連続した長い線になる 究極という槍につら抜かれた 混沌と螺旋が描く メビウスの蛇 めぐり めぐる とどまることなく #
by snake10244
| 2006-12-06 14:39
| 久遠の夜果てる時
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