真紅の炎が 焼き尽くすように 暗黒の祭祀が 明日にこだまするように 時間は 無表情に行き去り すばやく裏切る 1つの巣のなかで 眠りつづける 蛇の卵と鷲の卵 どちらが先に目覚めるのか どちらが先に沈むのか 血に閉ざされた 氷点下の虚空 あまりにもちっぽけで あまりにも巨大な頭脳から 力が飛び交い 時間に波動と波紋を貫通する 意識の拡大と集中 はやく もっとはやく 時めぐりくる前に・・・ どちらが先に 叫ぶのか どちらが先に 絶えるのか 恐るべき歴史を塗りかえて・・・ #
by snake10244
| 2006-03-13 23:23
| 久遠の夜果てる時
聞こえる 期待、抑制、多くのうめき 感じる 崩壊した心、多くの喪失 嘆きと嬌声 成長と静止 有形から無形、そして灰 灰から闇へ 揺らめく灯火の隅で 避けようのない交差 北の果て、南の果ての 古代の生命が、遠き日々を取り戻し 悪霊の吹く息は熱く 十戒の石版が さらに古きものの手で砕かれる 空、土、風 なにも残さず 炎、灰、水 流れてめぐる #
by snake10244
| 2006-02-01 22:25
| 久遠の夜果てる時
風が渦に溶けてゆく 昨日という果実から 滴り落ちた赤い夢 苦しみ あえぎ 血を流し 愛し 憎しみ 心は孤独 力尽きて消えてゆく 嘲り笑うがいい 人生よ 砕かれそれでも夢を見た 滅び行く者の死に顔を #
by snake10244
| 2005-11-23 22:52
| Brain Damage
目覚めは いつか苦痛に変る 目覚めは なぜか死に似ている 目覚めは ふしぎと夢の続き 輝ける朝 太陽、陽だまり 草原に 樹木からもれる 優しい木漏れ日 木の葉から 真珠のしずく ひとときの めまい 静けさに支配された朝 凍りついた笑い 罠はどこにでもある 嘘のなかの真実 昼間でさえもイルミネーションは輝く ここが 最下層と思いたくても それは 偽わられた希望 仕組まれた罠は 底が見えない透明な海 ゆっくりと笑え 笑いながら狂え そして目を閉じろ 闇が待つ淵は限りなく深い #
by snake10244
| 2005-11-23 22:44
| Brain Damage
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